奥多摩むかし道

東京唯一(?)の廃線跡を見るために奥多摩へ。


廃線の名は「東京都水道局小河内線」。

小河内ダムを建設するために用いられた貨物機関車用路線で、晩年は客輸送もしていたらしい。

また、厳密には「休止線」扱いらしく、その気になればいつでも列車を走らせられるとのこと。


この廃線跡は奥多摩のハイキングコース「奥多摩むかし道」の入口すぐのところからお出迎えしてくれる。


折角なのでこの日は約10km程あるこの道を進んだ。およそ4時間半の山旅であった。


山道、コンクリ道、住宅地etcを何度も繰り返し、ここが古の街道であったことを思い知らされる。


この日は天気も良く、また平日ということもあり周りにほぼ人はおらず、絶好の撮影記念日となった。


そのままの形で残された隧道、かつては避暑地として栄えていたであろうと推測させる旅館と思わしき廃墟、一度に二人までしか渡れない吊り橋、趣のある神社、滝、川、野生のシカとイノシシ、そして湖。


都心からわずか2時間ほどで来られるこの雄大な自然ある地に、是非とも沢山の方に訪れてほしいと願うものだ。